何故、羽化不全するのか
6月も中旬になりました。
世間はすっかり羽化ラッシュ真っ盛りの模様。
我が家の羽化は遅れに遅れようやく1頭2頭。
期待してるのは不全にならんでくれと願うだけの時期であり
なんで不全になってしまうんだ、そういう時期でもあります。
今回のお題は「何で不全になってしまうんだ」
え?普通に不全しない?ピカピカな成虫見てれば良いと思います。
え?直す?いつまでも直せば良いと思います。
自分で記事全部書くのもアリですが今回はちょうどいい引用出来る文章があるので
BE-KUWA78号の小島氏の記事から引用します。
これ以上に考察されてる記事が見当たらないのと
着眼点が明後日の方向に行ってないからというのが引用理由。
この方の考察はなんにしても結論が決定的に同意しかねるだけで経過とかは結構参考になるのがしょうがないね。
さて本題で、まずは本丸「不全の原因」
5つ原因を挙げられており
・蛹室が羽化する虫に対し短すぎ
・変形蛹室、翅引っ掛けが起こる
・温暖産地の虫を低すぎる温度で飼育
・途中で高栄養の餌に切り替えた
・頭部成長率の低い幼虫に大量に餌を与え過剰な肥満個体にした
こういったことを挙げられております。
これらについてどう思うか?ですね。
短い蛹室。
餌の鮮度が落ち詰りが緩くなっているほど蛹室は長く、餌の鮮度が良く硬いほど短めになる以外にも
暴れて交換してすぐに蛹室を作るときも短い蛹室を作る。
個人的には短い蛹室は悪い印象はそこまで無いが
短い蛹室を作るに至った経緯次第では不全になる蛹に蛹化すると思っている。
蛹室の変形
これについては餌が古くて緩くなってるときだけでないという。
瓶やボトルの側面を利用した蛹室で真上から見て中心軸が無くバナナのように曲がった蛹室、
こういった蛹室を作る個体も不全になる可能性が中心軸があるまっすぐの蛹室より高くなる。
バナナ蛹室を作る理由は3本目で瓶の真ん中を避けるように高さ関わらず瓶側面で落ち着いた幼虫が
蛹室を作るときもあからさまに真ん中を避けるようにして作っている。
餌交換による環境変化に適応しきれず新環境の真ん中を選択できていないことから
餌の食いつなぎの悪さ、交換前の餌が次の餌に比べ分解が進み過ぎているのが原因ではないかと思う。
餌の食いつなぎに関しては他にも弊害があると思っており
食いつなぎが悪くなるほど分解が進むということはそれなりに体重が乗っている成長が進んだ幼虫になっていることを想像するが
1本目で成長が早く下手すれば成熟まで進むほどでは頭部や前胸の規模が大きくなりきる前に成長が止まってしまうだろうし
そうなってから乗せる体重は過剰分はお尻にいく為、不全率増加を相乗させているように思える。
小島氏の記事では蛹室が短くても変形していても人工蛹室に移せばいいということにしているが
それでは根本的な解決には至っておらず何故そう言った蛹室を作るのかに触れられていないのかが残念。
温暖産地の虫を低すぎる温度で飼育
老け虫ですかね。
体液が消費されて翅を伸ばすのに影響が出る為不全になると書かれているが
これはなるほどと思う。
個人的には蛹化の段階では無く前蛹になるまでに体内で機能不全的になっているのではと思う。
前蛹になるまでの幼虫飼育を見直してみるほうが良いのかもしれないと考えている。
途中で高栄養の餌に切り替えた
散々書いたが「ユーそれはダメだよ」という。
1本では済まない、餌交換が絶対必要になる以上は宿命となる課題でもあるんですがね。
そもそも15ヶ月持つ餌があれば終了するテーマかも知れないが
現状は初齢入れて23℃とかで4ヶ月も同じ状態保つ方が難しい(虫の成長そのものが遅れる温度にすれば別)
いかに餌交換のリスクを抑えるか、成長配分をするかだと思う中で
腹よデカくなれってやったらそりゃそうなるんじゃないかなって思う。
頭部成長率の低い幼虫に大量の餌を与え過剰な肥満個体にした
これも上のと同じ。
例えですが頭部成長率良く育てれば90mm育つ虫を頭部成長率低く85mmの頭部までしか成長させれませんでしたとして
そこから太らせて3本目交換時点で40gの幼虫にしたとします。
85mmを羽化させるに必要な蛹体重はいくつで、過剰分の重さはどこに行くでしょう。
とまあ、今回は引用して茶々入れてみました。
結びに
・頭部が小さい幼虫を無理やり太らせない
・極端に低い温度で蛹化・羽化の時期を過ごさせない
としてありましたが、やっぱり自分は結論の部分であれってなってしまう。
何故なら頭部が小さい幼虫を育てないようにするのが目標だと思うし
何で極端に低い温度で前蛹~蛹期を過ごさせなければならないのかという。
蛹室の形状や虫の代謝の部分に触れているのに何ともそこが根本では無いんかという……
今回の記事の結びですが
羽化不全は若齢の成長期から対策を考えなくてはいけないと思いブリードしていますが
去年は断片的ですが成果が得られたと思っており
今年の羽化で確信できる成果が出てくれると良いと思ってます。
世間はすっかり羽化ラッシュ真っ盛りの模様。
我が家の羽化は遅れに遅れようやく1頭2頭。
期待してるのは不全にならんでくれと願うだけの時期であり
なんで不全になってしまうんだ、そういう時期でもあります。
今回のお題は「何で不全になってしまうんだ」
え?普通に不全しない?ピカピカな成虫見てれば良いと思います。
え?直す?いつまでも直せば良いと思います。
自分で記事全部書くのもアリですが今回はちょうどいい引用出来る文章があるので
BE-KUWA78号の小島氏の記事から引用します。
これ以上に考察されてる記事が見当たらないのと
着眼点が明後日の方向に行ってないからというのが引用理由。
この方の考察はなんにしても結論が決定的に同意しかねるだけで経過とかは結構参考になるのがしょうがないね。
さて本題で、まずは本丸「不全の原因」
5つ原因を挙げられており
・蛹室が羽化する虫に対し短すぎ
・変形蛹室、翅引っ掛けが起こる
・温暖産地の虫を低すぎる温度で飼育
・途中で高栄養の餌に切り替えた
・頭部成長率の低い幼虫に大量に餌を与え過剰な肥満個体にした
こういったことを挙げられております。
これらについてどう思うか?ですね。
短い蛹室。
餌の鮮度が落ち詰りが緩くなっているほど蛹室は長く、餌の鮮度が良く硬いほど短めになる以外にも
暴れて交換してすぐに蛹室を作るときも短い蛹室を作る。
個人的には短い蛹室は悪い印象はそこまで無いが
短い蛹室を作るに至った経緯次第では不全になる蛹に蛹化すると思っている。
蛹室の変形
これについては餌が古くて緩くなってるときだけでないという。
瓶やボトルの側面を利用した蛹室で真上から見て中心軸が無くバナナのように曲がった蛹室、
こういった蛹室を作る個体も不全になる可能性が中心軸があるまっすぐの蛹室より高くなる。
バナナ蛹室を作る理由は3本目で瓶の真ん中を避けるように高さ関わらず瓶側面で落ち着いた幼虫が
蛹室を作るときもあからさまに真ん中を避けるようにして作っている。
餌交換による環境変化に適応しきれず新環境の真ん中を選択できていないことから
餌の食いつなぎの悪さ、交換前の餌が次の餌に比べ分解が進み過ぎているのが原因ではないかと思う。
餌の食いつなぎに関しては他にも弊害があると思っており
食いつなぎが悪くなるほど分解が進むということはそれなりに体重が乗っている成長が進んだ幼虫になっていることを想像するが
1本目で成長が早く下手すれば成熟まで進むほどでは頭部や前胸の規模が大きくなりきる前に成長が止まってしまうだろうし
そうなってから乗せる体重は過剰分はお尻にいく為、不全率増加を相乗させているように思える。
小島氏の記事では蛹室が短くても変形していても人工蛹室に移せばいいということにしているが
それでは根本的な解決には至っておらず何故そう言った蛹室を作るのかに触れられていないのかが残念。
温暖産地の虫を低すぎる温度で飼育
老け虫ですかね。
体液が消費されて翅を伸ばすのに影響が出る為不全になると書かれているが
これはなるほどと思う。
個人的には蛹化の段階では無く前蛹になるまでに体内で機能不全的になっているのではと思う。
前蛹になるまでの幼虫飼育を見直してみるほうが良いのかもしれないと考えている。
途中で高栄養の餌に切り替えた
散々書いたが「ユーそれはダメだよ」という。
1本では済まない、餌交換が絶対必要になる以上は宿命となる課題でもあるんですがね。
そもそも15ヶ月持つ餌があれば終了するテーマかも知れないが
現状は初齢入れて23℃とかで4ヶ月も同じ状態保つ方が難しい(虫の成長そのものが遅れる温度にすれば別)
いかに餌交換のリスクを抑えるか、成長配分をするかだと思う中で
腹よデカくなれってやったらそりゃそうなるんじゃないかなって思う。
頭部成長率の低い幼虫に大量の餌を与え過剰な肥満個体にした
これも上のと同じ。
例えですが頭部成長率良く育てれば90mm育つ虫を頭部成長率低く85mmの頭部までしか成長させれませんでしたとして
そこから太らせて3本目交換時点で40gの幼虫にしたとします。
85mmを羽化させるに必要な蛹体重はいくつで、過剰分の重さはどこに行くでしょう。
とまあ、今回は引用して茶々入れてみました。
結びに
・頭部が小さい幼虫を無理やり太らせない
・極端に低い温度で蛹化・羽化の時期を過ごさせない
としてありましたが、やっぱり自分は結論の部分であれってなってしまう。
何故なら頭部が小さい幼虫を育てないようにするのが目標だと思うし
何で極端に低い温度で前蛹~蛹期を過ごさせなければならないのかという。
蛹室の形状や虫の代謝の部分に触れているのに何ともそこが根本では無いんかという……
今回の記事の結びですが
羽化不全は若齢の成長期から対策を考えなくてはいけないと思いブリードしていますが
去年は断片的ですが成果が得られたと思っており
今年の羽化で確信できる成果が出てくれると良いと思ってます。
スポンサーサイト